全国学力・学習状況調査 その1 

2019年4月15日、全国学力・学習状況調査が全国の小学6年生と中学校3年生を対象に実施されました。国公私立の小中学校2万9,518校が参加したそうです。

そもそも、全国学力・学習状況調査とは

文部科学省が2007年(平成19年)より、日本全国の小学校第6学年、中学校第3学年を対象として毎年4月に行っている学力と学習状況の調査です。

その目的は、以下の3点になります。

・義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図る

・そのような取組を通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する

・学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる

問題は公開されています。

私もダウンロードして、各科目の感想を述べていこうと考えています。

以下のURLからダウンロードできます。

http://www.nier.go.jp/19chousa/19chousa.htm

今年のテストでは、

従来は、おもに「知識」に関する問題(A問題)と、おもに「活用」に関する問題(B問題)という区分がありましたが、それを見直し、知識・活用を一体的に問われています。
また、出題形式は国語と算数・数学では記述式の問題が一定割合で導入されています。英語では「聞くこと」「読むこと」「話すこと」「書くこと」に関する問題が出題され、記述式の問題も出題されています。「話すこと」に関する問題の解答は、原則として口述式によるもので、コンピューターを使って実施されました。

小学国語について

従来の国語のテストとは全くの別物であると断言できます。安易な選択問題等はありません。問題を文を正確に読んだ上、要求された字数にまとめ上げる要約力も必要です。正直この問題を解ける子は少ないと思います。しかし、今後の高校入試・大学入試のトレンドになりそうな予感がします。今後の国語指導の重要性がますます増えるのではないかと思っています。

算数について

 算数も従来にない切り口を見せています。大問1の図形の問題などはその典型ですね。今までなら単に面積を出す公式を覚えて数値を代入し計算すれば良かったのですが、そのような問いかけはありません。ここでは、ある問題に対する式と答えが提示され、その式の持つ意味を記述させています。変化の激しい時代が要求している学力を試すテストとして上手くできているなあと感心しました。算数にも記述力が必要だということを痛感した次第です。

感想

私は、塾の先生になって39年になろうとしています。そして、あと最低15年は続けるつもりです。今回の学力調査を通じて、塾の指導の質の転換が急務であると感じています。今までのような、傾向に合わせた対策問題を数多く解かせる「量」の指導に限界が来ているのは明白です。教育業界が大きな時代の渦に飲まれていっているといっても過言ではないでしょう。これからの入試に対応した塾になるぞー。

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