【英語のトホホな話3】

あれは、法大生?それとも理科大生?

僕の家は2年も浪人するほど裕福ではありません。かと言って、就職試験も受けていないので、いきなりどこかの会社に入ることもできません。幸い当時父親が建築関係の自営業をしていたので、その仕事を手伝うことができました。飯田橋か市ヶ谷か忘れましたが、そのあたりの現場で汗びっしょりで働いていると同年代の若者が楽しそうに歩いています。場所からして東京理科大か法政大の学生さんでしょうか。やっぱり、大学に行ってみたいなと思い、おやじに頭を下げて駿台予備校に半年だけ通わせてもらいました。

大学入試も英語抜き?

予備校の力もあって、英語以外の教科はよくなってきましたが、英語を含めると志望校判定は惨憺たるものでした。特に何になりたいと決まっていませんでしたので、とりあえず経済系の学部と考えていました。しかし、英語がネックで中々合格しそうな大学はありません。そん中、一筋の光が差し込みます。埼玉大学の教育学部は2次試験の科目が現代国語・数ⅡBとあるではありませんか。これなら何とかいけるかも。しかも、志望者の少ない「技術」ならと、将来の夢やビジョンなど微塵も考えずに、ただ受かりたいという邪な動機で受験します。結果は何とか合格です。埼玉大学や本気で教員を目指していた方には、「こんな不謹慎なやつでほんとうにすいません。」と申し訳ない気持ちがあります。

塾という世界に出会う。

埼玉大学に受かったのではなく、拾ってもらったと思っています。  大学在学中に、進学塾でバイトを始めます。自分自身が塾に通った経験がないだけに、また、受験で苦労しているだけに新鮮さと魅力を感じました。教育実習で中学校にも行きましたが、僕には塾の方が魅力的な職場に思えました。そして、バイト先の塾にそのまま就職することにしました。その塾では専ら理科と数学を教えます。特に中学入試の算数や理科を教えるのが好きでした。しかし、30歳を過ぎたあたりから、自分の塾を経営したいという思いがふつふつとわいてきて、平成5年の春にお世話になった塾を退職しました。しかし、

人生で初めて英語を真剣に勉強しました。

ここで大問題が発生します。ずばり英語です。僕に英語が教えらるわけがありません。けれども、人を雇うほど資金もありません。そこで、自宅にこもり英語の猛勉強を始めます。高校生の時にこれだけやっていれば、きっと現役で合格していたでしょう。試しに英検2級を受けると難なく合格できたので、これならと思い同年夏に中村塾を開くことになりました。それから25年、今回の英語教育の大変革です。僕も再び英語を学び直すことになりそうです。

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